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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/04/09 現在/As of 2024/04/09 |
開講科目名 /Course |
国際公共政策論b/INTERNATIONAL PUBLIC POLICY(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
古川 光明 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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古川 光明 | 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「国際公共政策論」では、経済学部国際環境経済学科の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「持続可能な発展のための国際社会システムの構築を探り、国際的な相互依存関係において問題を捉える能力を身に付け」、「持続可能な社会の実現を目指して、地域社会や国際社会に貢献できる実践的な人材を育成する」ことに資するため、一国のみでは解決困難な政治経済社会問題に対して、より良い状況を生み出すために各国が広域的?地球規模で協力して行うべき政治経済ならびに社会政策とその枠組み等について学びます。 「国際公共政策論b」では、グローバル化のなかで、「誰一人取り残さない」ことを掲げているSDGsを具現化するうえで、国際社会は、紛争の脅威、地球環境問題、経済格差の問題、社会保障問題など数多くの問題を抱えています。かかる状況のなかで、国際公共財への取り組みに関し、各国が協調して取り組むことも重要である一方で、国際的な目標を踏まえつつ、国内の政治経済への取り組みについても注意を払う必要があります。本授業では、地球環境問題や国際公共政策と主権国家体制化での政治経済などに焦点をあてた講義を展開します。そのうえで、国際公共政策を考えるうえでの応用能力を習得することを目指します。また、担当教員の実務経験を踏まえた講義とします。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式。国際公共政策を考えるうえでの国際社会を取り巻く状況や個別の国際公共政策を形成している基本的な枠組みについて学びます。担当教員の実務経験も踏まえた講義とします。 講義は、主にPower Point(PPT)の資料を示しながら「対面」で行います(授業形式の都合上,ライブ配信や録画配信は行いません)。manabaの小テスト機能を用いて、定期的に「課題問題」を出題しますので、締め切りまでに必ず解答するようにしてください。「質問?感想」があれば所定のWordファイルに記載してmanabaのレポート機能を用いて提出してください。また、最後に総合課題問題を出題しますので、締め切りまでに必ず解答するようにしてください。なお、課題については、授業でフィードバックを行うこととします。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前にmanabaに講義用PPTをアップするので、ダウンロードして、講義に備えて予習してください(2時間程度)。 講義後は、講義の復習をするとともに、定期的に出題する「課題問題」に解答してください(1時間程度)。また、国際社会の動向に注意を払うとともに、国内の政治経済に関する新聞記事等も読むように努めてください(1時間程度)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
課題問題(40%)と期末の総合課題問題(60%)により評価します総合的課題問題では、講義で学修した基本概念の理解と応用能力を評価します。これにより、国際公共政策に関する知識を習得し、各種の国際公共政策に関する問題点や将来の展望等について分析のうえ、見解を提示できるかどうかを評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
「開発経済学」、「国際開発論」等の関連科目を履修することを勧めます。 | ||||||||||
備考 /Notes |
幅広く、国際社会や国際公共政策に関心にある人に向けて授業を行います。授業には、真面目に出席することが条件となります。また、履修者のレベル等に合わせて進捗速度や課題の調整を適宜行う可能性があります。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際公共政策に関する専門知識を習得し、各種の国際公共政策に関する問題点や将来の展望等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス、講義の概要 | 講義全体の概要について説明する。 授業の進め方と課題内容を理解する。 |
シラバスを読んで、講義について理解する。PPTを読んでおく。 |
2 | 地球環境ガバナンス( SDGsと地球環境問題) | SDGsと地球環境問題およびその政策について | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
3 | 地球環境ガバナンス(汚染の経済学、地球温暖化) | 汚染の経済学と政策、地球温暖化の対策などについて | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 課題問題を行う。 |
4 | 貧困削減戦略書と「人間の安全保障」 | ?グローバルサウスと貧困削減レジーム ?「人間の安全保障」:欠乏からの自由、恐怖からの自由、 ?ガバナンス |
事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
5 | 発展途上国の政治と経済 | 権威主義と民主主義、新家産姓国家、新興国の経済成長 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
6 | 戦後とグローバル化の政治経済学 | ?自由放任主義の崩壊、戦後の政治経済体制の成立とその変容について ?グローバル化とは何か、グローバル化と国内政治、グローバル?ガバナンスと民主主義について |
事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 課題問題を行う。 |
7 | 国際公共政策と資本主義の多様性 | 資本主義の多様性を労働中心のアプローチと使用者中心のアプローチ | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
8 | 国際公共政策と福祉国家の多様性 | 福祉国家の類型論とその展開 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
9 | 福祉国家の政治経済学 | 戦後福祉国家の段階論、産業主義理論、権力資源動員論、経済依存性、アイディア?言説理論、党派性、理論、政治制度論について | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 課題問題を行う。 |
10 | 選挙と分配 | 分配政治、アカウンタビリティと分配、票の回収と参加の回収について | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
11 | 不平等と再分配 | 再分配の意味、民主制における再分配、再分配の政治経済モデル、多次元の政策空間における再分配モデルについて | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
12 | 経済成長と政治 | 高経済格差と経済成長、政治体制と経済成長について | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 課題問題を行う。 |
13 | 国際公共政策と社会的連帯経済 | 社会関係資本を含めた社会的連帯経済の取り組みについて | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 |
14 | 国際公共政策とコモンズ | 公共財と共有資源:公共政策の実現にむけた共有資源の管理について | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。総合課題問題を行う。 |