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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2024/04/10 現在/As of 2024/04/10

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(異文化共存の模索)/HISTORY AND CULTURE1(EXPLORING CROSS-CULTURAL COEXISTENCE)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2024年度/2024 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
八木 正典
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
八木 正典 経済学科/ECONOMICS
授業の目的?内容
/Course Objectives
本講義は、国際教養学部のカリキュラム?ポリシー、ディプラマ?ポリシーを踏まえ、学部?学科の枠を越え、学際的学修を目的とする全学共通授業科目の4つの分野のひとつである「歴史と文化」に位置付けられています。本講義は、世界の諸地域の言語?文化?社会についての知識を習得し、さらに、日本が蓄積してきた「知」を 国際社会における教養の一環として積極的に発信しうる市民を育成することを上位目標としています。本講義では、日本における外国人受け入れのための制度や動向を学習し、何が課題であるかの理解を深めたうえで、日本社会における異文化共存の方策と方向性を探ることを到達目標とします。
少子?高齢化問題を抱える日本社会は、コロナ禍という特殊な状況にある過去3年間を除いて、近年短期の外国人訪問客だけでなく、就労を含む中長期の外国人滞在者も増加しています。それにより、日本ではこれまで意識されなかった多文化?多民族社会が形成されようとしています。授業は、初回を除く次の4回(第2回~5回)については、欧米を中心に頻発するイスラム過激派のテロ、その反動としてのイスラム排斥主義の台頭と各国政府のイスラム教徒管理の政策に焦点をあて、マイノリティであるイスラム教徒を各国はどのように受け入れているのかを観察し、その次の4回(第6回~9回)では2023年10月の厚生労働省発表外国人雇用状況統計で過去最高の204万8675人に達した日本での外国人労働者の受け入れ、とりわけ、様々な問題が指摘されてきた外国人技能実習制度と、技能実習制度が廃止され新たに発足する「育成就労」制度と2019年4月に導入された特定技能制度、ならびに「育成就労」制度と特定技能制度の関連性など日本における外国人労働者の受け入れ制度の実態ならびに課題を考えていきます。さらに次の4回(第10回~13回)では、マイノリティである在日イスラム教徒との特色ある共存の模索、自治体や経済界等の滞日外国人包摂の取り組み、さらに日本における外国人子弟への教育に焦点をあて、各テーマの現状と課題について解説し、日本における異文化共存?共生社会の実現にむけて、日本社会の様々な層で如何なる取り組みが求められるかを考えていきます。

授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は、基本的に毎回の講義タイトルに沿ったパワーポイント資料を用いて対面で計14回実施します。テキストは使用しません。これまで併用してきたオンデマンドの配信はありませんが、講義資料のほか、合計9回分については解説資料をmanabaで配信します。毎回小テストとアンケートをmanabaで出題します。講義3回分毎の総括セッション(第5回、第9回、第13回講義)で講師が総括コメントします。総括セッションでは、特定テーマに関するグループ学習を実施し、グループとして演習結果を発表、追ってmanabaから提出してもらいます。総括セッション以外の合計11回については、毎回小テスト、設問形式のアンケートを出題します。小テストは、毎回6問で、正解を公開します。アンケートについては、対面講義の終了前の10分程度履修生に考えてもらい、manabaから提出してもらいます。初回を除き、アンケートについても模範的な回答を紹介します。アンケートでのコメントや質問、講師の回答は、3回の総括セッション毎に、manaba上で履修生の記入例を原則すべて共有できるようにし、他の履修生がどのように授業内容を理解し、どのような疑問を有しているのかを共有できるようにします。レポート提出のための課題は第5回目、第9回目、第13回目に出題します。課題に対する履修生の模範的レポート、あるいは模範的回答については、第9回、第13回、第14回(最終回)で紹介し、説明します。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前学習:manabaで講義資料の事前送付があった場合には、講義資料中身を事前に熟読(2時間程度)し、専門用語の意味等を理解しておいてください。
事後学習:総括セッション3回を除き、毎回(計11回)出題する小テストとアンケートにmanabaでお答えください。小テストとアンケートには約1時間費やしてください。課題は、第2回~4回分の総括第5回、第6回~8回分の総括第9回、第10回~12回分の総括第13回の計3回出しますので、レポートをmanabaで指定の日時(通常1週間程度、但し、さらに1週間延長して受け付ける。但し、その場合得点の7割として評価する)までに提出してください。課題に対するレポートの分量の目安はその都度提示します。レポートの作成には、約3-4時間(秋学期合計で9時間から12時間)費やしてください。小テストとアンケート結果についても、指定の日時(通常5日間程度を想定)までに提出してください。あるテーマについて、より深く知りたい場合は、アンケートでお知らせください。




テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用しません
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
テキストは使用しません
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
テキストは使用しません
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
新しい多文化社会論
著者
/Author name
万城目正雄?川村千鶴子編著
出版社/URL
/Publisher
東海大学出版部
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
『移民政策のフロンティア 日本の歩みと課題を問い直す』
著者
/Author name
移民政策学会学会設立10周年記念論集刊行委員会編
出版社/URL
/Publisher
明石書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
「移民国家」としての日本-共生への展望
著者
/Author name
宮島喬
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
講義内容に関する設問形式の合計11回のアンケート提出、講義の理解度を確認する合計11回の小テスト、合計3回のグループ演習の結果提出(以上合計50%)、総括セッション3回の中で提示する課題に対する合計3回のレポート(50%)の合計100%の中で評価し、単位認定は6割以上です。小テストは毎回30点満点、アンケートは20点満点で、11回分で満点が550点のところ、グループ学習参加者は、演習結果を提出すれば毎回50点、全回提出すれば計三回分で150点追加される)。レポートは、合計3回各回3問出します。①質問のすべてに的確に答えているか、②授業内容の基本的な把握、③論述の明快さ、④文章の正確さ(誤字脱字が多かったり、文章が飛んでいたりするのは減点対象)、⑤目安の文字数を大幅に下回るか、超過しすぎていないか、⑥独自に追加的に調べた知見などを重視して評価します(但し、講義内容から大幅に外れた検索資料内容でレポートを埋めるのは、逆に減点対象になります)。なお、単なるウェブ記事のコピー?ぺースト、あるいは他の履修生のレポートと同じ内容が確認された場合は、評価対象外としますので注意してください。
関連科目
/Related Subjects
国際的な労働者の受け入れ制度についての科目があって履修できれば、日本における外国人労働者の受け入れについての理解が進むと思われます。
備考
/Notes
パワーポイント資料を事前送付し、第2回~4回、第6回~8回、第10回~12回については解説資料を講義開始までに送付します。状況に応じて、補足資料もお送りします。アンケートのコメント、感想、質問と講師の回答については、原則総括セッションの機会あるいはその前後にmanabaから履修生全員に共有できるようにします。
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション(日本人の在留外国人に対する意識調査、在留外国人統計) コース全体についての説明と日本人が在留外国人をどのように見ているのか等統計結果を紹介する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
2 イスラム排斥主義の台頭(その1 世界で頻発するイスラム過激派によるテロ他) 中東だけでなく、欧米や、アジアでもイスラム過激派とみられる集団、個人によるテロが発生している。米国での「悪魔の詩」作家ラシュディ襲撃事件など最近の事件も紹介する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
3 イスラム排斥主義の台頭(その2 欧州で多発するイスラム排斥主義の現状と対応) イスラム教徒を排除するイスラム?フォビアという現象が世界各地で発生している。仏をはじめ欧州でのケースを中心に紹介する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
4 イスラム排斥主義の台頭(その3 中国のウイグルへの対応と、インドのヒンドゥー至上主義) 中国新疆ウイグル自治区では、モスクの破壊を含めウイグル族への国家統制が進行。インドでは、イスラム教徒を標的としたヒンドゥー至上主義者に迎合する政策がとられている。それらの現状と問題点を解説する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
5 イスラム排斥主義の台頭(総括) 第一回目のレポート提出のための課題を提示する。グループ学習と演習を行う。 グループ演習結果をmanabaから提出する。過去3回の講義を踏まえ、第一回目課題に対するレポートを提出する。
6 日本の外国人労働者受け入れ(その1 外国人受け入れ統計と日本政府の受け入れ政策) 日本の外国人労働者受け入れに関する統計ならびに高度人材受け入れ制度などを説明する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
7 日本の外国人労働者受け入れ(その2 外国人技能実習制度と特定技能制度) 国際貢献?人材育成をうたった「外国人技能実習制度」と人手不足解消をうたった「特定技能制度」について、その制度の違い、問題点、現状、経過措置、見通しを解説する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
8 日本の外国人労働者受け入れ(その3 新たに開始される育成就労の運用と課題) 技能実習生制度廃止により新たに開始される育成就労の実際の運用と技能実習制度からの変化、問題点の克服、特定技能制度との関連などを解説する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
9 日本の外国人労働者受け入れ(総括) 第二回目のレポート提出のための課題を提示する。グループ学習と演習を行う。 グループ演習結果をmanabaから提出する。過去3回の講義を踏まえ、第二回目課題に対するレポートを提出する。
10 滞日外国人の日本社会包摂(その1 滞日イスラム教徒) 日本でも滞日ムスリムが増加している。日本社会は、ムスリム在留者をどのように受け入れ、共生しようとしているのかを説明する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
11 滞日外国人の日本社会包摂(その2 外国人材の地方定着に向けての取り組み) 増加する滞日外国人労働者の地方定着に向け地方自治体や経済界がどのような取り組みを行っているのかを説明する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
12 滞日外国人の日本社会包摂(その3 外国人子弟への教育) 増加する滞日外国人の語学教育や子どもたちへの教育の重要性を説明する。 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する。
13 滞日外国人の日本社会包摂(総括) 第三回目のレポート提出のための課題を提示する。グループ学習と演習を行う。 グループ演習結果をmanabaから提出する。過去3回の講義を踏まえ、第三回目課題に対するレポートを提出する。
14 異文化共存(共生を実現する社会デザイン) 外国人と日本人が摩擦を生むことなく共生できる社会実現に向けてのデザインについて総括する。 事前送付の総括資料に目をとおしておく。事後、アンケート、小テストに回答する。

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